1. 小さいけれど暮らしに欠かせない半導体とは

半導体とは「半導体集積回路」の略称です。条件によって電気を通したり、通さなかったりする半導体物質であるシリコンのチップに、電子回路を構成する数十億個の素子(トランジスタ・抵抗・コンデンサ・ダイオード)を配置したものです。

近年、半導体はさらに高集積化が進み、PCやスマートフォンといった身近なデバイスから、IoTを活用した製品やサービス、データセンターなどの大規模なデジタルインフラまで、多種多様な用途に利用されています。リモートワーク、オンラインイベント、ARやVR、自動運転システムなど、世の中をより豊かなものにする新たなテクノロジーの社会実装においても、半導体は必要不可欠な存在なのです。